リップル

リップルとは?特徴や仕組みをわかりやすく徹底解説!

投稿日:2017年12月6日 更新日:

リップルコイン(XRP)は最近、価格が上がりやすく投資家の注目を浴びています。価格が安いため初心者にとっては購入しやすく、関連の株価を含め何かと注目もされています。2018年9月14日時点での時価総額ランキングは3位で、4位のビットコインキャッシュと大きく差があります。

リップルの最大の特徴は「金融全般の新しいネットワークを作る」というものです。もちろん決済手段としての機能もありますが、どのような狙いがあるのか紐解いていきます。

 

リップルの特徴

リップルは、リップル社の創業者クリス・ラーセン(Chris Larsen)が2012年9月にアメリカでOpenCoin社を共同設立し、Ryan Fuggerというweb開発者が2004年に考え出したコンセプトに基づいて、Rippleという画期的な支払いシステムを開発しました。現在、リップル社の所在地はアメリカのサンフランシスコに本社を置いています。

2013年9月26日に社名を「OpenCoin」から「Ripple Lab Inc」に変更し、同年の11月に初めて仮想通貨であるXRPをリリースしました。2015年にはブランド名を「Ripple Lab」から「Ripple」に一新し、事業を拡大し続けています。

 

リップルの開発目的

出典:Ripple公式サイト

 

ビットコインは決済としての機能しかありませんが、リップルの開発目的は決済機能と「様々な決済手段を繋ぐのネットワーク」を作ることです。そのため世界中の銀行から注目が集まり、多くの銀行と提携をしています。

例えば、三菱東京UFJ銀行は2018年からブロックチェーンを利用した国際送金サービスを開始しますが、このサービスに踏み切ったのはリップルの送金システムを採用することになったからです。

ココがすごい!

リップルネットワークを利用すると従来のシステムと比べ、33%のコストカットが可能。さらに通貨をリップル(XRP)で送金すると合わせて60%のコスト削減になります。

日本人は海外へ出稼ぎに行くことが少なくなったので、国際送金する機会がなかなかありませんが、外国人からすると海外送金は日常のことです。また海外の会社と取引がある日本企業からすれば、お互いにコストカットできるので使わない手はないということです。既に日本のメガバンクをはじめとし、海外の主要銀行がリップルと提携済みです。

ここまで読むとリップルは世界中の銀行を結ぶシステム屋さんなのか?となりますが、リップルはもっと壮大な「ILP」という計画があります。ILPついては記事の後半で解説します。

 

ビットコインより送金スピードが早い

これまでの国際送金は日数がかかり、手数料が高くつきました。複数の銀行を経由する場合もあり、最悪の場合、相手に届かないなんてこともありました。仮想通貨を代表するビットコインでは、その悩みが解決されたかと誰もが思っていました。ビットコインは投機目的で購入される方が多く、取引量が多いため、送金詰まりが問題となっています。

ビットコインでは10分~1時間ほどで送金が完了しますが、リップルはわずか3秒で送金が可能です。このようにリップルは送金手段として仮想通貨の中でもトップクラスを誇っています。また送金にかかる手数料も1円以下と他の仮想通貨と比べてとても安いのです。

 

リップルの発行枚数は1,000億枚

リップルにはマイニングがなく、新規通貨が発行されることがありません。リップルは初めから約1,000億XRP用意し、そのうちの630億XRPを自社で管理しています。自社管理しているXRPの90%にあたる550億XRPをロックアップする計画を発表しています(リップル公式サイトの記事

ロックアップ期間とは・・・主に株の用語で、上場前のプレセールで大量の株式を保有した場合、上場後に大量に売られてしまうと株価が大暴落してしまいます。そのために上場後、一定期間は大株主は保有株を売ってはいけないというルールです。仮想通貨でも同じようにロックアップすることにより供給量を減らし、価値が下がりにくくなります。

この計画が実行されると市場の供給量が減るため、XRP価格の上昇が見込まれます。

→ロックアップの効果もあったのか

2017年12月7日の公式Twitterでロックアップが完了したことを発表しています。

エスクローとは・・・信頼できる第三者が間に入り、取引の安全性を保証することです。リップルの場合は第三者にXRPを預けることにより、リップル社が独自判断でXRPを売却することがなくなります。

またリップルは送金のたびに消失されるので、将来的にはかなりの枚数が減り、希少価値が上がると言われています。

※2018年1月21追記

2018年は自社管理しているXRPの90%にあたる550億XRPから、ロックアップ期間を終えた10億XRPを毎月放流します。その時に余ったXRPに関しては再度55ヶ月間ロックアップされます。リップル社は過去18ヶ月、資金調達をするために毎月約3億XRPを売却していたと発表しました。

 

リップルの仕組みを分かりやすく解説

出典:Ripple公式サイト

 

リップル社はまだまだこれから成長する企業です。日本国内の銀行で1番深く関わっているのはSBIグループで、2016年5月19日にSBIリップルアジアという子会社を設立し、多くの日本国内47行が参加する内外為替一元化コンソーシアムの事務局を務めています。コンソーシアムとは協力して目的を達成しようとする組織や集団のことです。

内外為替一元化コンソーシアムとは

SBIリップルアジア株式会社がリーダーとなり、日本国内や外国の為替を統一する計画のことです。もともと為替とは現金のやり取りではなく手形を発行し、手形を受け取った者が銀行に持ち込んで現金に換える仕組みのことです。この流れが国内であれば内国為替となり、異なる通貨間で行われるのが外国為替取引です。

 

ILPを分かりやすく解説

リップルはインターレジャープロトコル(ILP)という壮大な計画があります。さきほど銀行間の国際送金のコストカットの話をしましたが、ILPは異なる二者間の取引を仲介し、不正が難しい「エスクロー」という機能を使い、異なる決済ネットワーク上の資産でやり取りができるというものです。

図のようにあらゆるところに資産の移動が可能になります。これが実現できれば銀行がいらなくなってしまうので、銀行はリップルのシステムを導入せざるを得ないのです。例えば、銀行引き落としのためにビットコインを日本円に変えて銀行に移動するというようなことが24時間365日できるようになるのです。

これほど壮大なプロジェクトですので、いざシステムを走らせて「ハッキング攻撃を受けた」なんてことがあれば、リップルの信用はゼロになります。そうならないようにリップルは時間をかけて慎重に開発を行っています。

 

ハッキング対策

リップルネットワークにアクセスするにはわずかなXRPを払わなくてはいけないようになっています。長時間いればその分だけXRPがかかるので、攻撃者を破産させることが出来ます。

このような悪意をもったアクセスには高いアクセス料を取りますが、一般ユーザーは全く費用はかからないように設計されているので驚きです。

 

ブロックチェーンではなくXRP Ledger

リップルはビットコインと同じような分散型台帳のシステムを使っていますが、正確にはブロックチェーンではなく、もっと大きな枠である「XRP Ledger」というリップル独自の分散型台帳で運用が行われています。

ではXRP Ledgerはどのような仕組みになっているか次の項目で説明します。

 

送金スピードの仕組み

ビットコインはプルーフオブワークというシステムを使っていますが、リップルでは独自に開発されたコンセンサス・システムによって、送金詰まりやマイニング時の消費電力の問題を解決しています。この仕組みを「Ripple Protocol Consensus Algorithm(RPCA)」と呼びます。

リップルで行われた取引が本当に正しいものかを判断するのに、リップル社が選んだ承認者のうち80%がOKとなれば、正しいとみなされ分散型台帳に記録されます。この信頼できる承認者をvalidatorと呼び、承認する人のリストをユニークノードリストと呼ばれています。

ビットコインなどでは承認にノードと呼ばれるコンピュータに膨大な計算をさせるため、ブロックに記録するまで時間がかかりますが、リップルはこの作業がないため送金スピードが速いのです。

この話が出るとリップルは中央集権ではないのかと疑いがかかることがあります。これは近い未来に完全に払拭する計画があり、自社のvalidatorを止めて、各ノードが自由に承認者リストを選べるようにするようです。

 

リップルの今後をチャートや最新情報から考察

出典:bitbank

2017年12月頃から一気にXRP価格は高騰し、1XRP=350円前後の価格を記録しました。しかしリップルは長期保持者が多かったのか、上がりきってからは売りに売りが入り価格は下落し1XRP=100円前後の価値を推移しています。

チャートを見てわかるように100円を超えてからがグイっと上昇しているので、ここが適正価格なのかもしれません。そう考えると現在の価格は悪くありません。これがもし50円を切ったとなるとリップルの未来に誰も期待しなくなった、という結論を出す者もいるでしょう。

 

個人的なリップル考察

リップルがやろうとしている「内外為替一元化コンソーシアム」はイメージはある程度伝わりやすいのですが、細かい仕組みがとても難しいので個人が勉強するとなると3日前後はかかります。普通のサラリーマンにこれほど時間を取ることは厳しいです。

しかし個人的に、リップルには明るい未来を感じています。まだまだ時間はかかるかもしれませんが、500円を超える価格がつくことを予想しています。2018年2月15日に、カナダの取引所CoinFieldでリップルの取り扱いが始まりました。また1,000万人のユーザーを抱える国際送金会社Webmoneyが取引所でリップルを取り扱うことを発表しています。

また世界中の銀行で確実にリップルが使われる予定がありますので信頼性は高いと言えます。リップルの購入を考えている方は「リップルを購入するなら手数料の安いbitbank取引所がおすすめ」の記事も参考にしてみてください。

 

ロゴの変更

リップルは自社のロゴと仮想通貨のロゴを分けたいという考えがあり、XRPの「X」の文字からデザインを誕生させました。

Twitterで新しいロゴのアンケートを取り、2018年6月14日に↓のロゴに変更しました。

出典:XRP公式サイト

前はブルーだったので色味が無くなり寂しい感じもしましたが、見た目はカッコよくなりましたね!

この変更の意図としては米国証券委員会(SEC)に証券法違反容疑をかけられたためです。このためリップル社はXRPは証券ではなく通貨だと主張するため、リップル社のロゴとXRPのロゴを分けました。

あとは単純に社名と通貨の名前が違って分かりにくいという理由も少なからずあったはずです。

 

リップル公式関連

リップル公式サイト

リップルのWikiPedia

ripple公式twitter(英語)

 

リップルのまとめ

・リップルは世界を繋ぐ、金融ネットワークを作っている

・リップルは送金時間が4秒と早い

時価総額3位と期待されているコイン

リップルはただのブリッジ通貨だから価格が上がらないなどとよく叩かれることがありますが、しっかり仕組みを理解すれば、とても価値があるシステムです。2018年はどのように進化するのかが楽しみな仮想通貨のひとつです。

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
カイチョー

カイチョー

ブログ訪問ありがとうございますm(_ _)m 東京在住・Web業界の30代サラリーマンです。 ポリシーとして出来る限り体験した経験をもとに記事を書いているのと、「事実性」と「ちょっとしたユーモア」を大事にしてまっする。

-リップル

Copyright© 仮想通貨ドリーム , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.