NEM

NEM(ネム)とは?概要や今後についてわかりやすく解説

投稿日:2017年12月13日 更新日:

NEMとは「New Economy Movement」のことで「新しい経済運動」というプロジェクトの略称です。

そのプロジェクト内で発行されている通貨をXEMと書きます。仮想通貨の投資家たちはコインのことをNEMと呼んでいるので、この記事でもわかりやすくするためにNEMで書きました。

 

2017年5月と9月に1xem=約35円ほどの最高価格を記録しましたが、どちらも一時的な上昇で20円台前半の価格に落ち着くようなっていました。しかし2017年12月に入りNEM価格は高騰し、このときは1xem=約100円ほどの価格に駆け上がりました。

2016年では1xem=約0.5円ほどでしたので200倍です。10万円分買っていたら2,000万円になっていたので、仮想通貨は夢がありますね。

これから購入される方のために、判断材料としてNEMの詳細をまとめましたので参考になれば幸いです。

 

概要

NEMの設計はとても考え抜かれたプロジェクトです。ひとつひとつ見ていきましょう。

 

NEMの歴史

2014年1月19日、NEMはbitcointalk.orgというフォーラムで「utopianfuture」という匿名の人物により企画が持ち込まれ、2015年3月31日にはじめてリリースされました。この時の価格は1xem=約0.2円でした。

2015年12月には住信SBIネット銀行と野村総合研究所がブロックチェーンの実証実験にあたりmijinを採用することが発表されました。そして2016年12月には、シンガポールに「NEM.io Foundation Ltd(NEM財団)」を設立し、世界的に展開をスタートさせたのです。

2018年にNEM財団はグローバル展開のために役4000万ドル(40億円)を使う予定です。

出典:free-photos.gatag.net / ペトロナスツインタワー

2017年にNEM財団はマレーシアの首都クアラルンプールに、巨大なNEM専用のブロックチェーンセンターを建てました。ここで国際的に開発者を集め、NEMのブロックチェーンを更に進化させる予定です。

筆者は2年ほど前にクアラルンプールに行ったことがありますが、一部の栄えているところは東京と変わらない高層ビルが並んでいます。また多民族国家で、治安もある程度安全なため外国人が移住したい人気の国でもあります。

 

NEM公式youtube

英語での説明ですが、イラスト付きでアニメーションのように見れるので英語が苦手な方でもイメージは伝わります↓

 

NEMの特徴

NEMは日本人に人気がありBTC建てを除けば、日本円で多くのXEMが買われていることがグラフから分かります。取引高では日本のzaif取引所と韓国のUpbit取引所が1位を争っています。

出典:cryptocompare.com

 

NEMは仮想通貨としては後発組ですが、ビットコインやイーサリアムの問題点を解決しており、決済手段として世界の企業に選ばれる可能性が非常に高いのです。

 

通貨単位と発行上限数

NEMの通貨単位は「XEM」ゼムと読みます。発行数は8,999,999,999XEMで、ビットコインのように発行数が増えていくのではなく、全て発行済みで約1,600人の投資家たちに均等に配られました。

約9兆という発行数は希少性がないのではないか?とよくTwitterでも議論になっています。プラスにとらえると新規発行がないので価値が下がりにくいという考えもあります。

 

アポスティーユ(Aposille)

冒頭でも触れましたがNEMは「新しい経済運動」という目標があります。具体的にはNEMアポスティーユ(Aposille)という証明書を発行するシステムを広げたいという計画があります。たとえば行政上の事実や、不動産登記、選挙などにNEMのブロックチェーンを使用し、不正がないクリーンな未来に出来るのがアポスティーユ機能です。

ブロックチェーンは改ざんが難しく中央集権ではないため、先ほど挙げた証明書発行は行政としてもとても助かるのです。管理費や書類発行の手間などが一切なくなります。いままで役所まで証明書を取りに行くことが当たり前でしたが、未来はブロックチェーン上で発行ができるのです。仮想通貨のFactomも似たような計画があります。

 

独自トークンが発行できる

NEMはモザイクと呼ばれる自分専用のトークンを発行する機能があります。筆者の名前(カイチョー)を使って例えると

kaityo_namespace:kaityo_mosaic

という独自トークンを登録したとすると、kaityo_namespaceさんが作ったkaityo_mosaicという名前のトークンということになります。ネームスペースはWebサイトでいうドメイン取得に似ています。

上記のような独自トークン登録にはレンタル代が発生し、1xem=100円だとすると年間で約10,000円かかります。この料金がかかるところもドメイン更新代に似ているので、ネットの仕組みを上手く利用していますのでトークンを発行したいweb担当の方にはわかりやすいですね。

ドメインとは・・・https://www.yahoo.co.jp/ で例えますと「yahoo.co.jp」の部分をドメインと呼びます。

このように独自トークンを使う人が増えれば増えるほどレンタル代としてNEMが使われますので、価格上昇に繋がりやすいのです。

 

NEMが目指しているもの

ここでビットコインやイーサリアムの問題を解決しているという点について話を戻しますが、ビットコインのブロックチェーンを利用して生まれたCounterParty (XCP)という仮想通貨がありますが、ブロックチェーンを無理に拡張しており専用ウォレットからしか利用ができません。

しかしNEMはモザイクというトークンの発行を予め設計していたため、特定のウォレットに縛られることなくトークンの発行ができるのです。

イーサリアムはスマートコントラクトという素晴らしい機能はあるのですが、その契約記録をブロックチェーンに全て記録しています。NEMの考えとして「全てのスマートコントラクトはブロックチェーン上に置かれるものではない」というものがあり、あくまで「セキュリティ」と開発者も含めた「改ざんができない」ということに重視して開発を進めています。

 

仕組み

NEMはとても細かいところまで考えられたセキュリティ重視のブロックチェーンです。またZaif取引所を運営するテックビューロ株式会社とタッグを組んで開発しているのが興味深いです。

 

Proof-of-importance

ビットコインはproof-of-workというアルゴリズムを採用していますが、NEMは「Proof-of-importance」という重要度を意味するPoIスコアという仕組みを作りました。これは次の項目で解説するハーベスティングに関係しており、一部の採掘者やグループに報酬が偏らないように設計されたものです。

つまり、一般の方でも報酬を受け取れる機会を与えているのです。ビットコインのマイニングが中国グループに占領されていることを考えると、とても良い設計であることがわかります。ビットコインのマイニングは非常に電力を消耗するのですが、NEMはあまり電力を消費せずに、セキュリティも強固にする努力を続けています。

 

NEMのハーベスティング

ほとんどの仮想通貨が非中央集権のため「ブロックチェーン運営を手伝ってくれる方には報酬を上げますよ」という採掘作業があります。ビットコインやイーサリアムなどは採掘作業のことをマイニングと呼びますが、NEMは違う方式を採用しています。

収穫を意味する「ハーベスティング」と呼ばれるもので、10,000XEM以上保有している方であれば参加することが出来ます。マイニングは早い者勝ちのような競争がありますが、ハーベスティングは参加してるみんなで報酬を分け合うイメージです。NEMは新規発行がないのでネットワークの取引手数料のみの報酬です。

実際にやっている方の情報を集めると11,000XEMぐらいから始めた方が早く開始できるようですね。しかし、あまり効率はよくなく「半年やったけど大して稼げなかった」という方もいるので、遊び心でやる程度が良いですね。

ハーベスティングとマイニングと大きく違う点は、パソコンの電源を落としても参加することが出来ます。これは「スーパーノード」という常にNEMのネットワークを支えている存在があるので成り立っています。スーパーノードになる条件は300万XEM保有してることや、NEMのネットワーク管理者としてPCを常時働かせてサーバーを管理しなくてはなりません。

 

高いセキュリティを持つ「EigenTrust++」

NEMのセキュリティは「EigenTrust++」というシステムを採用し、分散型ネットワークの各ノードの質を評価することにより、悪意のあるノードが入りにくくなる状況を作っています。ここでいうノードとはシステムを支えるパソコンだと覚えておいてください。

またNEMを入れておく財布となる専用ウォレットは、NEMのメインネットワークとは分離してあるため安全性が高いのです。

 

NEMの今後について

仮想通貨はよく、アップデートを事前に知らせて価格の上昇を狙うことがよくあります。NEMも大型アップデートを控えており、NEMの情報はこれだけ知っておけばいいかもしれない、というぐらい重要なアップデートです。

 

NEMは日本と深く関わりがある

NEMは開発者のうち1人が日本人というのと、日本国内の仮想通貨取引所Zaifの運営元であるテックビューロ株式会社が、NEMのコア開発メンバーとタッグを組み、技術開発を行っています。

日本で開発されたモナコインもそうですが、日本と関係があるコインはそれだけで信用度があります。

 

NEMのブロックチェーンはmijin

テックビューロ株式会社はプライベートブロックチェーン「mijin」なるものを開発しており、NEMにもこのmijinが使用されています。mijinは銀行などの金融インフラにかかるコストを10分の1にする能力を持っています。すでにSBIネット銀行による実証実験も行われ「勘定システムとして機能する」と結果が出ているのです。

この実証実験は住信SBIネット銀行が主体となり、野村総合研究所とシンガポールのDragonfly Fintech社が協力して行われました。実験では仮想の250万口座と1時間9万トランザクションの処理、6ノード中5ノードダウンさせる、ハッキングを想定した改ざんに問題なく機能したと結論付けられています。

 

カタパルト実装でNEM価格が高騰する?

出典:テックビューロ公式サイト mijin

カタパルト(Catapult)とは簡単にいうと、超大型アップデートのことです。テックビューロ社とNEMが提携し、mijinの新型コアエンジンをNEMに無償提供することで、お互いのリソースを活用しながら、開発スピードを上げていくことが目的です。

細かいアップデート情報は省きますが、大きくは次のことが出来るようになります。

処理能力が驚異的な速さになり、1秒に4,000件も取引処理をすることが可能になる

ビットコインは 7件/秒

リップル 1,500件/秒

最速と言われていたリップルを超えてNEMが処理能力でダントツの1位になります。処理能力が上がれば、日常で使える決済手段として企業に採用される可能性が非常に高く、今後のNEMの価値が上がる可能性は高いといえます。この処理の早さは信頼度No1のVISAカードと同等とレベルまで並ぶのです。

 

NEMのカタパルトのリリース時期は?

2018年に「mijin 2.0 Catapult」として公開される予定です。当初は2017年夏頃の予定でしたが延期となりました。

2018年3月26日にmijin v.2 (Catapult)のSDK / APIが提供開始されました。新機能に関しては動画で分かりやすく説明しています。

カタパルトのリリースは2018年を予定しています。「この日に」というアナウンスはありませんが、待ち遠しいですね!

 

NEM公式関連

英語のサイトですが、参考材料としてリンクを載せておきます。特にmijinはブロックチェーン業界で先頭グループになるぐらいの勢いはありますので、是非mijinの公式サイトはチェックしてみてください。

NEM io財団のページ

公式Twitter

公式facebook

mijinの公式サイト(日本語)

 

NEMのまとめ

・NEMと日本の関係が強いため日本人に人気の仮想通貨となっている

・2018年予定のカタパルトに期待できる

・行政の証明書発行を簡略化できるアポスティーユ機能が使われるようになればNEMの信頼度が上がる

NEMはテックビューロ株式会社運営のZaifのみで購入が可能です。Zaifの方はユーザー同士の取引ができる板で安く購入できるのでオススメです。

また手数料を最安にしたい方は海外取引所での取引をおすすめします。詳しくは「海外取引所はBINANCE(バイナンス)がオススメな理由」の記事を参考にしてください。

NEMはこれからが非常に楽しみな仮想通貨ですね。

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カイチョー

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サイト訪問ありがとうございますm(_ _)m 東京在住・Web業界の30代サラリーマンです。2018年もまだまだ稼げるチャンスはあります。できる限り、役立つ情報を提供していますので投資の参考になれば幸いです。 Twitterでも気軽に絡んでくださいな~。

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